本物の調味料を選ぼう
味の決め手とある、調味料。
残念なことに、市販されているほとんどのしょうゆ、味噌、漬物などには添加物が多く含まれています。
安価な物は食品添加物で発酵期間を短縮して作られており、整腸効果が期待できないものも少なくありません。
腸内環境をよくするためには、本物の発酵食品を選びましょう。
添加物が入っているかどうかわからないという場合は、原材料表示を見てみてください。
普段の食事で口にしない項目があればそれが添加物と考えていいでしょう。
原材料はなるべくシンプルなものを選ぶことが基本です。
〇 大豆、小麦、食塩
× アミノ酸液、食塩、脱脂加工大豆、小麦、ブドウ糖果糖駅頭、アルコール、調味料(拡散)、甘味料(甘草、ステビア)
調味料の選び方
塩
塩化ナトリウム95%以上の精製塩は避けましょう。選ぶなら岩塩や海水塩といった天然塩にしましょう。

醤油
本物の醤油の原材料は「大豆、小麦、塩、麹、水」のみ。たくさんの工程を経て1年以上もかかって作られます。
ところがスーパーなどで安価で手に入る醤油はそんな手間をかけてはいません。製造期間を短縮するために「脱脂加工大豆」という丸い大豆の残りかすで使って作られます。たった1,2ヶ月で作られた「なんちゃって醤油」には、本物に近づけるため化学調味料がたっぷり投入されます。
しょうゆは「脱脂加工大豆」を使用していないもの、添加物の入っていないものを選びましょう。

味噌
天然醸造の生みそを選びましょう。本物の味噌は国産の大豆(麦、玄米、黒豆など)に天然塩を麹を混ぜ、1~3年ほど熟成させたもの。しかしスーパーなどで出回っているほとんどの味噌は食品添加物などを使って1ヵ月程度で作った「即醸造味噌」です。
生きた酵母が入った味噌は「生みそ」の表示があり、天然醸造の味噌も「天然醸造」と書かれています。
本物の味噌こそが日本を代表する発酵食品で、抗酸化作用も強く、がん予防にもなるのです。

砂糖
精製された砂糖(上白糖、グラニュー糖、三温糖など)の使用は控えましょう。砂糖は身体を酸化させ、ミトコンドリアの機能不全を起こし、体に炎症を起こす分子を作らせます。また、血糖値が上昇し、糖尿病の原因にもなります。
甘味がほしい場合は、てんさい糖やカエデの樹液100%のメープルシロップ、非加熱の天然はちみつや甘酒、オリゴ糖などを使いましょう。和食の甘みは本みりんでも代用できます。

みりん
もち米、麹、焼酎の3つで作られた本みりんを使いましょう。工業用の醸造アルコールで作った「エセ本みりん」や、でんぷん、水あめで作ったみりん風調味料は熟成された本みりんとは似て非なるものです。

酢
原材料が単一で、原材料表示にアルコールや添加物の記載がないものを選びましょう。国産なら「純米酢」「純りんご酢」など「純」が名前についていることが目安になるかもしれません。
